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みつばちについて

養蜂について 養蜂それはすなわち、人とミツバチと自然が共生しつつ利を得るということです。

人とミツバチと自然が共生しつつ利を得る

遠心分離器

原始的な養蜂から近代的な養蜂へ

杉養蜂園の養蜂業とはミツバチを自然で飼育して、はちみつやローヤルゼリーなどのミツバチから採れる食物を得る、 すなわち養蜂とは人とミツバチと自然が共生しつつ利を得るということになります。

人がミツバチを飼育して、はちみつや蜜ロウを採取するようになったのは、19世紀に入ってからのことです。 それ以前は、ハチの巣を壊して巣板を取り出す原始的な方法しかありませんでした。

その後、1853年にアメリカのラングストロスによって発明された「近代養蜂」といわれる継続的にミツバチを飼育できる技術が開発されて以後、 可動式の巣枠がついた巣箱や、巣から蜜を回収するための遠心分離器などを使った現在の養蜂が発達したのです。

養蜂で最も重要なのは『巣箱』『巣枠』『種蜂』の3つ

長生きの秘密はローヤルゼリーにある

ミツバチたちの大切な家である巣箱は、直方体の木製で上部にフタがついています。中には、 自然の巣をまねて、「巣礎」を張り付けた「巣枠」が鉛直上に8~10枚入っています。箱の下にあるすきまは、「巣門」と 呼ばれるミツバチたちの出入口です。そして「種蜂」とは、養蜂のために必要な1匹の女王バチとたくさんの働きバチのことをいいます。 巣箱は働きバチの数に応じて、単箱から2段、3段へと接続できるようになっています。

木製の「巣枠」には、働きバチに規則正しく巣を作る足がかりとして、 あらかじめ「巣礎」(ハチの巣の六角形を蜜ロウで人工的に作ったもの)を張り付けておきます。 花蜜を貯蔵するのは、自然の状態でも養蜂の場合でも巣板の上部のみです。下部には卵を孵(かえ)し、 幼虫を育てるための部屋や花粉を貯める部屋があります。働きバチは、六角柱の「巣礎」にはちみつを貯めると、体から分泌した蜜ロウで蓋をします。

養蜂のやり方は「移動養蜂」と「定置養蜂」の2種類があります。定置養蜂が一ヶ所で次々に咲く花の蜜を集めるのに対し、 移動養蜂は春から夏にかけて特定の花の開花時期に合わせ南から北へ移動します。私たち杉養蜂園も、夏はミツバチたちが過ごしやすい北海道へ巣箱を移動し、 採蜜しています。

【写真】巣箱

【写真】巣箱

【写真】巣枠

【写真】巣枠


一年間を通した養蜂活動をご紹介します

春(3~5月)
春(3~5月)
女王バチは卵を産み、3週間後幼虫から成長した働きバチは花粉などを集めて活動するなど、 もっとも忙しい時期にあたります。花盛りの時期には、巣の中に貯めてあるはちみつの量が一気に回復していきます。 そして貯めたはちみつが熟成するのを待ってから採蜜していきます。
初夏(5~6月)
初夏(5~6月)
5~6月は、巣箱を屋外に配置し、採蜜作業を行います。「巣枠」が蜂蜜でいっぱいになったら、 巣箱に煙を通してミツバチの活動を抑え、遠心分離機を使ってはちみつを回収していきます。 また、気温が暖かくなってくるとミツバチが増えて、分蜂(ぶんぽう)といわれる引っ越しの季節が近づいてきます。 暖かい時期は、私たち養蜂家にとって、一番忙しく大変な季節になります。

夏縲恟H(6~11月)
夏縲恟H(6~11月)
蜜源に恵まれた秋田北海道へ赴く「移動養蜂」では、採蜜を行うのに絶好の時期となります。 また、初秋になるとミツバチの数も減りはじめていますので、巣板の数を少しずつ減らしていきます。冬越しのためのはちみつが十分にあるかにも気をつけます。 こうした養蜂の技術や養蜂家による日々の熱意のもと、おいしいはちみつは作られているのです。
冬(12~2月)
冬(12~2月)
花がほとんど咲かない12~2月の冬の間は、ミツバチたちはせっせと貯えたはちみつだけを食べて過ごします。 この期間は、巣箱を日当たりのよくて、出来るだけ温暖な県南地方に移動します。 このほか、ミツバチたちは「蜂球」といわれる丸くかたまった状態になり、内部の温度を30度くらいに保ちながら巣箱のなかでじっとして、 無駄なエネルギーの消費をおさえます。またこの時期は、巣箱の掃除を行うなどして、ミツバチとともに次の春を待つのです。

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